乳歯の虫歯を放っておくと
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乳歯は大切だよ


乳歯は生え替わるものだからといっておろそかにしてはいけません。 乳歯には永久歯に生え代わるまでの重要な役割があるのです。 じつは乳歯の虫歯は永久歯にも影響があるのです。 乳歯を大切にするということは言い換えれば永久歯をも大切にするということなのです。
乳歯の虫歯を放っておくと大人の歯にも悪影響
乳歯の頃に虫歯が多いと、永久歯も虫歯が多くなりがちです
乳歯のむし歯を放っておくと、お口の中で虫歯菌は増え続けます。 永久歯は虫歯菌の多い環境に生えてくることになってしまいます。 よい環境で永久歯を迎えるために乳歯の虫歯は治しておく必要があります。 生えてきたばかりの永久歯は、まだ未熟でむし歯の進行が速いです。 このように弱い永久歯はいち早くダメージをうけてしまいます。
乳歯の虫歯が将来の歯並びを悪くする
乳歯が虫歯で崩壊したり、失ってしまうと、空きスペースができます。 いずれここに永久歯が生えてくるのですが、長期間スペースが空いていると両隣の歯が自然と、 よってきてしまいます。その結果、永久歯の生えるスペースがなくなって、歯並びが悪くなってしまうのです。 乳歯には、永久歯が生えてくるためのスペースの確保という役割があるのです。
乳歯の歯並びイメージ
乳歯を虫歯で早期に失ってしまったら、保隙装置でそのスペースを確保しておく必要があります。
乳歯の虫歯の影響で永久歯が曲がって生えることも
乳歯の虫歯による永久歯の歯並びへの影響 根っこのバイ菌の影響で、永久歯が曲がって生えてしまうことがあります。このことを歯胚の回避現象といます
乳歯の虫歯が永久歯の発育不全をおこすことも
乳歯の虫歯が進行すると根っこにバイ菌が感染します。 根っこのバイ菌が、その直下にある発育中の永久歯に影響して 発育不全を起こすことがあります。このような歯を、ターナー歯と呼びます。（１９１２年にTurnerが報告） ターナー歯は、歯の表面が白斑や黄褐色斑になったり、わずかな凹みができるものから著しい障害が現れるものまで いろいろ変化が現れます。
乳歯の虫歯による永久歯の発育不全
ターナー歯
重度のターナー歯
乳歯を虫歯にしないことは。永久歯にとっても、
将来の歯並びにとっても非常に大切なことなのです。

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